2009年12月19日

「ポスト龍馬伝」の観光振興、長宗我部元親テーマに 高知県


 高知県は来年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の後をにらんだ観光振興策として土佐の戦国時代の武将、長宗我部元親をテーマにした集客企画を打ち出す方針を固めた。来年11月から2011年3月まで旅行会社などと組み、ゆかりの地を巡るツアーやイベントを実施。年明けに開幕する「土佐・龍馬であい博」を引き継ぎ、歴史ブームに乗った誘致策を推進する。

 長宗我部元親は戦国時代に四国をほぼ制圧したが豊臣秀吉に屈し、占領地を返上した。県内各地にゆかりの地があり、広域的な観光客誘致ができると判断した。

 「長宗我部元親を巡る旅」と銘打った県内周遊企画を4カ月間実施する。国指定史跡となった居城の岡豊城(おこうじょう)跡(南国市)、初陣の像(高知市)、元親に敗れた安芸国虎の墓(安芸市)などを巡る。ガイドの解説も付ける。

 岡豊城跡に立地する県立歴史民俗資料館は来春に改装オープン。元親のコーナーを設置、ツアーでは学芸員が展示物の説明をする。
ラベル:長宗我部元親
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坂本龍馬が景気を盛り上げるぜよ

龍が昇る年になりそうだ。幕末の志士、坂本龍馬(1836〜67)への関心がブームとなりつつある。きっかけはNHKの大河ドラマ「龍馬伝」(2010年1月3日スタート)。関心の高い幕末の中でも際立った人気を持つ龍馬だけに、放送開始前からイベントや関連書籍、旅行商品などが相次いでいて、龍馬ブームは早くも前のめりだ。

 「龍馬伝」は三谷幸喜作の「新選組!」(2004年)以来、6年ぶりにオリジナル脚本の大河ドラマとなる。龍馬の文芸作品としては司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』があまりにも有名。龍馬の国民的人気の一部はこの傑作に負うが、今回はあえてこの作品を離れ、新たな龍馬像を導く。

 三菱財閥の祖である岩崎弥太郎の視点で龍馬の生涯をとらえ直している点が最大の新着想と言える。同じ土佐人でありながら、政商とも呼ばれたリアリストとして一代で財を築いていった岩崎は、政治に明け暮れた龍馬とは別の生き方を選んだ。必ずしも盟友というわけではなかった両者の距離感が、単なる「幕末ヒーロー物」に終わらないドラマの隠し味となりそうだ。テレビドラマ「HERO」「救命病棟24時」シリーズをヒットさせた福田靖氏が脚本を担当する。龍馬役を演じる歌手・俳優の福山雅治は公開された画像・映像を見る限り、なかなかにはまっている。岩崎役には芸達者の香川照之が扮する。

 龍馬ブームの呼び水になったのが、10月に始まったTBS系ドラマ「JIN-仁-」だ。幕末の江戸へタイムスリップしてしまった脳外科医を主人公にしたこのドラマには、龍馬(内野聖陽)や勝海舟、緒方洪庵らが登場。龍馬は仁の生き様に感銘を受け、仁は刺客に襲われた龍馬を助けようとする。高視聴率を稼ぎ出した同ドラマは12月20日に最終回を迎え、約2週間後に始まる「龍馬伝」に盛り上がりを引き継ぐ。

 歴史上の発見もあった。龍馬は1866年、京都の旅館「寺田屋」で伏見奉行所に襲撃されたが、けがを負いながらも一命を取り留め、逃げおおせた。この寺田屋事件の際、事件の一部始終を京都所司代へ報告した文書が見つかった。幕府側がこの出来事を公式に記録した史料が見つかったのは今回が初めてとみられ、薩長同盟を仲介した龍馬を、幕府側が警戒していた様子が読み取れるこの文書は幕末史を知る貴重な手がかりと言える。

 「土佐・龍馬であい博」は2010年1月16日に開幕する。(2011年1月10日まで)。高知市のメーン会場では龍馬の激動の人生を疑似体験できる。弥太郎の故郷である安芸市のパビリオンでは、弥太郎の立志伝を紹介。土佐清水市にはジョン万次郎関連の展示施設も設ける。

大河ドラマ放送開始を前に早くもフライング気味に「龍馬商戦」が始まった。「土佐・龍馬であい博」が2010年1月16日から高知県内で始まるのに合わせて、阪急交通社はであい博を組み込んだ1泊2日のバスツアーを発売した。岩崎の製菓を訪ねるオプショナルツアーも用意している。料金は1万3800円だ。阪急阪神ホールディングスは高知県と共同で「龍馬のふるさと高知キャンペーン」を1月12日〜3月31日の期間で実施する。高知新阪急ホテル(高知市)は土佐名物の大皿料理「皿鉢(さわち)料理」のディナー付き宿泊プランを売り出す。高知県以外の系列ホテルでも高知産食材をメーンに据えた特別料理を用意する。

 JTBはパッケージツアー「熱き志士の足跡をたどる維新伝心の旅 坂本龍馬」(首都圏発着)を発売した。高知・京都・長崎の3エリアそれぞれで龍馬ゆかりの場所を訪ねる企画だ。出発日は2010年1月4日〜3月31日。高知・長崎には添乗員同行プランも用意した。京都では龍馬と盟友・中岡慎太郎の墓のある「霊山護国神社・霊山墳墓」の拝観券が付く。

 京都を訪ねるなら、『龍馬伝京都幕末地図本 龍馬完全年表付』(赤尾博章著、ユニプラン刊)を手引きにしたい。幕末の京都を、現在の地図に落とし込み、龍馬ゆかりのスポットをめぐりやすく設計した本だ。龍馬にちなんだ食事を味わえる店や、関連商品を扱っているショップなども細大漏らさず詰め込んだ。著者はNPO法人京都龍馬会の理事長だ。

 頼りがいのある龍馬のイメージは、現代も揺るがない。NPO法人「広報駆け込み寺」が実施したアンケート調査によれば、仕事や家庭の悩みを最も相談したい歴史上の人物の第1位は龍馬だった。2位の聖徳太子、3位の徳川家康を抑えて、悩みを解決してくれそうな決断力・信念の強さが評価されたようだ。

 バンダイは龍馬をモチーフにしたおしゃべりする励まし人形「りょうまくん」(1365円)を12月26日に発売する。刀部分のスイッチを押すと、「日本をいま一度せんたくいたし申し候」「くよくよしてちゃいかんぜよ」といった全6種類のせりふをランダムにしゃべる。龍馬生誕150周年にちなんで1985年にナムコ(現バンダイナムコゲームス)から発売された商品を25年ぶりに復刻する。

 太平洋に面した砂浜に立つ龍馬像は、桂浜公園(高知市)のシンボル的スポットだ。龍馬観光のはずせない場所でもある。同じポーズで写真を撮るのは、龍馬観光のお約束ともなっている。桂浜に近い高知県立坂本龍馬記念館も見逃せない。ピストル(模型)、新政府綱領八策(複製)など、龍馬の生涯を語る上で欠かせない資料がそろっている。薩長同盟の盟約を桂小五郎が書き、龍馬が朱で裏書したという、歴史の転換点を示す資料(複製)もある。真物は宮内庁が所蔵している。「船中八策」をベースにした新政府綱領八策(複製)も展示。海援隊約規は真物だ。海援隊長になったことを姉に報告した手紙や、暗殺2日前に書かれたという、現存する中で最後の書簡も真物を目にすることができる。同館サイトからは「坂本龍馬検定」のサイトにもアクセスできる。知っているつもりの龍馬知識を試すには格好の内容だ。

 龍馬人気にあやかるのは、出身地の高知県だけではない。亀山社中(後の海援隊)を組織し、貿易に勤しんだ長崎も龍馬ゆかりの地。ドラマ主演の福山も長崎県出身という縁がある。「長崎市亀山社中記念館」が8月、市内にオープンしている。龍馬がもたれかかって座ったと伝えられる柱を含め、幕末当時の様子をできる限り忠実に再現した。龍馬愛用品を複製したブーツやピストルなどを展示。龍馬の書簡、写真なども集められている。

 鹿児島県が龍馬観光の地と聞くと、不思議に感じるかも知れない。実は龍馬は妻のお龍(りょう)を伴って、1866年に鹿児島を訪ねている。これが日本人で最初の「新婚旅行」だといわれる。寺田屋襲撃の際に受けた傷を癒やすのが主な目的で、霧島市の温泉に漬かったという。長年、支えてくれたパートナーと連れ立って「2度目のハネムーン」に出掛けるには、うってつけの口実かも知れない。

 龍馬の写真や書簡など約180点の歴史資料を集めた特別展「2010年NHK大河ドラマ特別展『龍馬伝』」は東京都、京都市、高知県南国市、長崎市の4都市で開かれる。龍馬が暗殺された京都の近江屋2階の現場にあった、血痕の残る屏風も展示される予定だ。

 東京では4月27日〜6月6日、東京都江戸東京博物館(墨田区)で開催される。京都府京都文化博物館では6月19日〜7月19日、高知県立歴史民俗資料館では7月31日〜8月31日、長崎歴史文化博物館では10月2日〜11月3日に開催される。
ラベル:坂本龍馬
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ロイヤルHD、天丼の「てんや」を完全子会社に

 外食大手のロイヤルホールディングス(HD)は、46.18%を出資する連結子会社で天丼店「てんや」を運営するテンコーポレーションに対しTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化する。景気低迷でテンコーポの不振が続くなか、完全子会社化で、業績の立て直しを急ぐ。

 普通株式1株当たりの買い付け価格は46万円で、ロイヤルHDの投資額は約17億円となる。買い付け期間は21日から来年2月22日まで。テンコーポと、同社の株主2位で15%出資する丸紅はTOBへ賛同を表明した。完全子会社化されれば、テンコーポは上場廃止となる見込み。てんやの1〜11月の既存店売上高は前年同期に比べ5.2%落ち込んでいた。(
ラベル:天丼 てんや
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